地理
フィリピンは大きく分けて、マニラのある北部のルソン島、南部のミンダナオ島、そして中央部に位置するビサヤ諸島の3つに区別されます。セブ島は中央部のビサヤ諸島に属します。マニラから約560kmに位置し、リゾート施設や空港のあるのは、マクタン島になります。この他にも日本人が所有するカオハガン島など小さな島々がたくさんあります。
行政と経済の中心地はセブシティに集中し、アヤラモール、SMモールなど大きなショッピングモールやIT Parkなど多くの企業もセブシティに位置しています。面積はセブ島全島で4422k㎡で人口は約300万人ですが、大体半径8キロの中に主な施設がすべて収まっており、約70万人がセブ・シティに、約26万人がマンダウエ・シティに、約21万人がラプラプ・シティに暮らしています。
言語
公用語はフィリピン語(タガログ語)ですが、フィリピン全土では異なる方言が多くあります。英語は共通語として全域で通じます。英語を話す人口はアメリカ、イギリスについで世界第3位とたくさんの人が英語を話す国です。
方言は、大きく分けて8大言語(タガログ、セブアノ、ビコール、サマール・レイテ、イロコス、イロンゴ、パンガシナン、パンパンガ)あると言われています。
フィリピンはたくさんの島が集まり、海で隔てられているので、それぞれの島で言語がかなり異なります。現在はテレビなどマスメディアの発達により、フィリピン語(タガログ語)を理解理解されているようですが、日常会話は各地方の方言が利用されています。
セブ島の方言はセブアノと呼ばれる言葉で、現在では付近の島々などとの共通語であるビサヤ語が離されているようです。タガログ語とビサヤ語は、全く異なる言語と考えたほうが良いくらい違うようで、共通する単語はたくさんありますが、会話は中々通じないようです。
アクセス
セブ島へは成田空港からセブ直行のフィリピン航空が週5便(冬季は週6便)乗り入れています。フライトは約4時間30分です。マニラを経由する場合にはフィリピン航空が成田、名古屋、関西、福岡、沖縄からそれぞれ乗り入れており、マニラで乗り換えセブまで1時間のフライトです。その他にも日本航空、ノースウエストなどが日本からマニラへ乗り入れています。またキャセイパシフィックは香港からセブ島へ毎日乗り入れており、香港を経由してセブに入ることもできます。また韓国からもフィリピン航空をはじめ、セブ・パシフィック航空、大韓航空、アシアナ航空などが乗り入れており、韓国を経由してのセブ入りもできます。
宗教
国民の約8割がローマカトリックの信者。パブティスト派、メソジスト派、モルモン派など、キリスト教だけで90%を超えます。アジアの国々の中ではカトリックが最も多い。ミンダナオ地域ではイスラム教信者が多いが国民人口の約5%ほどとなっています。
時差
日本の方が1時間早く時差は1時間です。サマータイムはありません。
通貨
通貨はフィリピン・ペソとセンタボ。
1000ペソ(紙幣)
500ペソ (紙幣)
200ペソ(紙幣)
100ペソ(紙幣)
50ペソ(紙幣)
20ペソ(紙幣)
10ペソ(コイン)
5ペソ(コイン)
1ペソ(コイン)
25センタボ(コイン)
10センタボ(コイン)
5センタボ(コイン)
ビザについて
観光目的の21日以内の滞在ならばビザは不要です。
ただし、パスポートの残存期間が6ヶ月以下は入国できないので注意してください。
フィリピン国籍以外の15歳未満の未成年者は、単独または親権者の付き添い無しにフィリピンへ渡航する場合、Waiver of Exclusion Ground(WEG)の申請が必要です。
未成年者の父母または親権者は、渡航前に在日フィリピン大使館で、未成年者の単独渡航、もしくは同行者との渡航、その他に滞在先を記した「扶養・保証の同意宣誓供述書」を申請します。
フィリピン到着時は、入国管理局に「扶養・保証に関する同意宣誓供述書 (Affidavit of Support and Guarantee with Consent) を提出し、WEG申請を行います。
WEG申請料として、一人あたり3,120ペソが必要です。
毎回手続きに時間がかかり、1時間位はかかると思っていた方が良さそうです。
電気
電圧は220Vなので基本的に日本の電気製品は使用できません。ただし、デジカメやビデオカメラ、携帯の充電器などは、海外の電圧に対応しているものも多いので確認してみてください。
必要な場合は、変圧器を持っていくと良いでしょう。
服装
常夏なセブ島。服装は日本の夏のもので大丈夫です。ただし、学校やホテルやショッピングモール、タクシーなどは冷房を効かせ過ぎていることがありますので、羽織れるものを用意した方が良いですね。
日差しも強いので、帽子やサングラスも必要ですね。
また、高級レストランやオフィスビルなどドレスコードがあるところがあります。
男性は襟付きシャツと長ズボン、女性はワンピースなどが望ましく、ビーチサンダルは禁止されていることが多いです。